こんにちは,yasuyukiです。
京都市の北部に位置する鞍馬寺は、鞍馬寺を中心に門前町が形成され、100年以上の歴史を持つお店も並ぶ情趣あふれるエリアです、今回は、京都屈指のパワースポットと言われる鞍馬寺の見どころや巡り方、周辺のおすすめスポットを紹介します。
記事内のスポットは、すべて鞍馬駅から徒歩圏内にあり、気軽に観光を楽しめます、貴船神社へのアクセスも良いので、合わせて訪れるのもおすすめです。
京都市左京区:鞍馬山「鞍馬」とは
- 「鞍馬(くらま)」とは、古くから信仰の対象だった鞍馬山の中腹に位置するエリアで、その鞍馬の中心となるのが「鞍馬寺」です。
- 1200年以上の歴史をもち、史実との関わりや多くの伝説が残る寺院で、パワースポットでも知られ、現在も多くの人が訪れています。
※春は桜、秋は紅葉の名所で、四季折々の美しい景色が楽しめるのも魅力のひとつ。神秘的な自然のパワーに癒されそうです。
鞍馬寺の歴史や見どころ
左京区左京区「鞍馬寺」
- 「鞍馬寺」は、770年に鑑真和上の弟子である鑑禎(がんちょう)上人によって開創されました、夢の中で聞いたお告げに従い鞍馬山に登った際、鑑禎上人は鬼女に襲われましたが、毘沙門天(びしゃもんてん)に助けられます。そこで毘沙門天を祀る草庵を建てたことが、「鞍馬寺」のはじまりと言われています。
- 多くの文芸人から愛された寺で、平安中期に来山した清少納言は随筆『枕草子』にて、境内の「九十九折(つづらおり)参道」を“近うて遠きもの、鞍馬つづら折り(くらまのつづらをり)といふ道”と書き記しています、また、紫式部の『源氏物語』に登場する光源氏と若紫の出会いの場「北山のなにがし寺」は、「鞍馬寺」の風景をリアルに描写したものでした。
- 源義経(幼名:牛若丸)が幼少期を過ごした寺としても広く知られていて、7歳の頃に入山し、16歳の頃に「鞍馬寺」を出て奥州平泉に下ったと言われています、牛若丸が昼間は仏道修行し、夜は天狗に兵法を授けられたという伝説があり、寺周辺のお店にも牛若丸にちなんだ商品やメニューが多く見られます。
鞍馬山への結界「仁王門(山門)」
仁王門
鞍馬駅から北に3分ほど歩くと、長い階段の先に朱色が映える立派な門が見えてきます、これが境内の入り口となる「仁王門」で、山全体が神聖なパワースポットと言われる鞍馬山に入ります。
現在の「仁王門」は焼失により1911(明治44)年に再建したものですが、左側の扉は寿永年間(1182~1184年)に建立された当時のままなのだそう。受付で愛山費(500円)を支払って参拝に向かいます。
仁王尊像
門の両側には、鎌倉時代を代表する仏師・湛慶(たんけい)作の仁王尊像を安置し、神聖な地域・浄域である鞍馬山を悪いものから護っているそうです。
口を開いた「阿形(あぎょう)」と、口を閉じた「吽形(うんぎょう)」の一対で“阿吽(あうん)”を表現していて、これは五十音が「あ」から始まり、「ん」で終わることから、万物すべてを包含すると言われています。
大杉さん”が見守る「由岐神社」
由岐神社
「由岐神社」は、「鞍馬寺」の境内・九十九折参道の途中に位置する神社です、もともとは京都御所内にありましたが、940年に大地震や戦乱が起きたことから鞍馬に遷宮しました。
※その時の行列の様子を再現した「鞍馬の火祭」は、京都三大奇祭のひとつに数えられています。
由岐神社では、様々なご利益がある神社として古くから信仰され、御祭神は「商売繁昌・縁結び」の神様です。境内に鎮座する狛犬は子供を抱いている珍しいもので、「子孫繁栄子授・安産の神様」、また「鞍馬の火祭」から火災除けの神様としての御神徳があると言われています。
由岐神社:天狗みくじ(500円)
- 御守の種類も「縁結御守」(1000円)
- 戌の日にご祈祷を受けられる「安産祈願腹帯」(3500円)
- 諸願成就の「大杉さん願い叶う御守」(1000円)など、バラエティー豊富です。
京都市左京区「由岐神社」へのアクセス
所在地:京都市左京区「由岐神社」
- 住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1073
- 参拝時間:参拝自由
- 授与所:am9時~pm15時※変更の場合あり
- 無料
鞍馬寺:境内随一のパワースポット「本殿金堂」
本殿金堂
「由岐神社」から20分ほど歩くと見えてくるのが「本殿金堂(こんどう)」、祀られている尊天は、千手観音菩薩・毘沙門天王・護法魔王尊が三身一体となった「鞍馬寺」の御本尊で、宇宙の真理そのものと言われています。御本尊は秘仏で、60年に一度丙寅の年に開扉されます。
本殿金堂前の修行の場・金剛床は、宇宙のエネルギー“尊天の波動”が果てしなく広がる星曼荼羅(ほしまんだら)を模していて、境内随一のパワースポット。金剛床の中心に立ち、祈ることで人間が尊天と一体化し、そのエネルギーを感じ取れるとされています。
阿吽の虎
- 「本殿金堂」の脇には、狛犬ではなく“阿吽の虎”が鎮座しています、虎は「鞍馬寺」に祀られている毘沙門天の遣いの神獣と言われ、また鑑禎上人が毘沙門天に助けられた日時が寅の月・寅の日・寅の刻だったことから、「鞍馬寺」では大切にされているのだそうです。
- ※入口の「仁王門」の両脇にも、同じく“阿吽の虎”がいるので、あわせて見てみてください。
魔王殿
「奥の院参道」を進み、一番奥に位置するのが「魔王殿」です、太古に尊天のうちの一体である護法魔王尊が降臨した場所として崇拝されてきました。うっそうとした木々に囲まれ、清廉な空気を感じられる静かな場所です。
京都市左京区「鞍馬寺」へのアクセス
スポット名:京都市左京区「鞍馬寺」
- 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
- [参拝時間]【本殿開扉】9時~16時15分【霊宝殿】9時~16時
- 【本殿】なし【霊宝殿】火(祝日の場合は翌日)、12月12日~2月末日
- 【愛山費】500円【ケーブル寄進】大人200円、小学生以下100円※片道【霊宝殿】入館料200円
- 鞍馬駅より徒歩約3分(仁王門まで)
鞍馬駅より徒歩約3分(仁王門まで)
鞍馬寺の詳しい事は下記のリンクよりどうぞ!!
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